ホルモンのはたらき

ホルモンとは、内分泌腺と呼ばれる器官などで作られる分泌物のこと。血液によって体内を移動して、ある組織や器官のはたらきに影響を与えるものを意味します。

内分泌腺には脳下垂体、甲状腺、副甲状腺、胸腺、副腎、膵臓にあるランゲルハンス島、生殖腺、胎盤などが含まれ、唾液腺、胃腺、汗腺、乳腺、涙腺、皮脂腺などは外分泌腺と呼ばれます。

ホルモンと関係するのは受容体=レセプター

ホルモンがはたらきかける器官や組織はそれぞれ特定のもので、これを「受容体」あるいは「レセプター」といいます。

受容体は細胞や細胞膜にあるタンパク質で、その組み合わせによって役割は異なるものの、身体を安定させるためのはたらきをしています。

ホルモンは100種類以上確認されている

ホルモンとして確認されている物質は100種類あるともいわれ、これも発見される度に増えていっている状況。

ホルモンは必要な分が体内で生成されます。微量でも有効性が高いのですが、ホルモンバランスを崩してしまうと体調が悪くなったり病気になるケースもあります。

恒常性を保つはたらき

身体をある一定の安定状態に保つことを、ちょっと難しく表現すると「からだの恒常性を保つ」という言い方になります。

この現象のわかりやすい例が人間の体温。

学校で習った記憶があると思いますが、変温動物と定温動物とがあって、人間はいうまでもなく後者に属します。個人差はあっても体温36℃程度を「平熱」というのも、人間によってそれが安定した状態の体温だからです。

特に女性の場合、基礎体温は女性ホルモンと大いに関係があります。

卵胞ホルモンであるエストロゲンは基礎体温を下げ、黄体ホルモンであるプロゲステロンは基礎体温を上げる作用があって、これら2つのホルモンのバランスが月周期の中で変化していくことで、基礎体温も連動して変わるわけです。

本来、ホルモンは必要な分をそのタイミングで器官や組織に届けるという仕組みになっているのですが、過剰分泌したり分泌されなくなることもあります。