カプサイシンとアディポネクチン

アディポネクチンと類似した効果を持つカプサイシン。ここではカプサイシンの特徴やアディポネクチンとの違い、含まれている食品などを紹介しています。

アディポネクチンと同様のカプサイシンの働き

メカニズムは異なりますが、脂肪燃焼作用やインスリンに作用することによる血糖値のコントロール、コレステロールに作用することによる動脈硬化抑制作用、肥満の予防などが共通する働きとして挙げられます。

アディポネクチンにあってカプサイシンにない働き

アディポネクチン・カプサイシンともに肥満抑制作用がありますが、アディポネクチンには脂肪分解の促進の他、インスリン感受性の改善による糖尿病予防の効果も期待できます。

カプサイシンにあってアディポネクチンにない働き

カプサイシンの最大の特徴は特有の辛み。この辛みは、カプサイシンによる体内の活動電位の上昇によって起こります。この作用により、体が温まり血行改善効果が増大。また、カプサイシンは油に溶けやすく料理のスパイスとして使用され、食塩の使用を抑えることができます。その結果、塩分の摂りすぎによる疾患の予防となり、食欲増進効果が期待できます。

アディポネクチンについて
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そもそもカプサイシンとは?

カプサイシンは何でできているの? カプサイシンとはカロテノイドという色素成分の一種で、唐辛子の辛み成分の一つとして有名です。ナス科のトウガラシ属の果実に多く含まれており、バニリル基という官能基を持つのが特徴。この官能基は神経細胞に電位変化を生じさせ、これにより私たちは灼熱感を感じます。トウガラシを摂取した際に認識される辛みはこの灼熱感によるもの。水にはほとんど解けませんが、油脂やアルコール、酸には溶けやすく、調理によく利用されます。

カプサイシンの働きは?

脂肪の分解

カプサイシンには、アドレナリン分泌を促す働きがあります。アドレナリンが分泌されると脂肪の分解が進み、脂肪が消費されやすくなります。

血行改善

カプサイシンには血行改善作用があります。体内の消化液がはたらくには最適の温度があるため、体が冷えると消化吸収が悪くなり、めまいや立ちくらみなどの原因に。カプサイシンは血行を改善し、体を温めることによって体調を調整します。

コレステロール値上昇の抑制

カプサイシンにはコレステロール値上昇を抑制する作用があります。血中のコレステロール値が上昇すると動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞などの原因になりかねません。カプサイシンの摂取はこれらの生活習慣病の予防の一助となります。

便秘の解消

カプサイシンを摂取すると汗が大量に出ます。その際に水分の摂取をしっかりと行うことで老廃物の排出がスムーズになり、便秘の解消などが期待できます。

カプサイシンを摂取するタイミングは?

摂取するのに決められたタイミングは特にありません。しかし、注意点としてカプサイシンには刺激性があるため、摂取しすぎるとのどや胃などの粘膜を傷つけてしまいます。どんなに辛い物が好きでも、適度な量を心掛けましょう。

カプサイシンを多く含む食品

トウガラシ

カプサイシンはナス科トウガラシ属の果実に多く含まれています。ただし、トウガラシの品種・栽培地・収穫時期などの条件によって、含まれるカプサイシンの量は異なります。

キムチ、ラー油

トウガラシを漬け込んだり、粉末状にして使用した食品にも、カプサイシンは多く含まれています。

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