共役リノール酸とアディポネクチン

共役リノール酸はアディポネクチンが体内で生まれるのを助ける成分。生活習慣病への効果など、その特徴や成分をたくさん含む食品などを紹介します。

アディポネクチンと同様のカプサイシンの働き

共役リノール酸にはアディポネクチンと似た効果があるとされています。そんな共役リノール酸にはどのような特徴があるのでしょうか。その効果やアディポネクチンとの違いなどを紹介しています。

アディポネクチンにあって共役リノール酸にない働き

アディポネクチンは体内の脂肪細胞から分泌されるホルモンです。一方、共役リノール酸は体内で合成されることのない必須脂肪酸「リノール酸」が変化したものの一種。

共役リノール酸にあってアディポネクチンにない働き

脂肪の燃焼を促すという意味では共役リノール酸もアディポネクチンも似通った性質を持っていますが、アディポネクチンが血管の不具合全体を解消しようとはたらくのに対して、共役リノール酸は脂肪の燃焼を中心に行ないます。

アディポネクチンについて
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そもそも共役リノール酸とは?

共役リノール酸は不飽和脂肪酸の一種。不飽和脂肪酸とは体内に入っても固まらない油脂のことです。共役リノール酸は反芻(はんすう)動物の胃の中の細菌がリノール酸を他の物質に変える際の中間体として作られるため、反芻動物(牛など)の肉や乳などに含まれています。また、ひまわり油にも含まれていますが、いずれにしても食品含有量は非常に少ない物質です。

共役リノール酸の働きは?

アディポネクチンの産生亢進

カプサイシンには、アドレナリン分泌を促す働きがあります。アドレナリンが分泌されると脂肪の分解が進み、脂肪が消費されやすくなります。

血行改善

共役リノール酸にはアディポネクチンの産生を促す作用があります。そのため、共役リノール酸を摂取した結果、インスリン抵抗性の改善や動脈硬化・糖尿病・高血圧・高脂血症やがんの予防など、アディポネクチンと同様の効果が期待できます。

抗肥満作用

共役リノール酸には脂肪酸の合成を抑制したり、肝臓から分泌される脂質を抑制したりする作用があるとされ、実際に様々な研究により抗肥満作用が示されています。

共役リノール酸を摂取するタイミングは?

運動前がおすすめです。共役リノール酸には脂肪分解酵素を活性化させる働きがあり、運動前に摂取することで体脂肪を効率よく燃焼させることができます。ダイエット効果を求めるなら共役リノール酸を摂取した後にしっかりと運動しましょう。食品含有量は少ないため、サプリメントなどで補うことで効率よく摂取できます。

共役リノール酸を多く含む食品

反芻動物の乳や肉

牛や羊など反芻動物の胃には、リノール酸から共役リノール酸を作り出す細菌が生息。そのため、反芻動物の乳や肉、それを加工して作られた食品には共役リノール酸が含まれるとされます。

しかし、その量はごく微量であるため、効率よく摂取するにはサプリメントなどを用いることも有効です。

ひまわり油

リノール酸はサラダ油やコーン油、大豆油といった植物油のほか、ひまわりの種・くるみ・ごまなどに多く含まれています。

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