レジスタントスターチとアディポネクチン

アディポネクチンと類似した効果を持つレジスタントスターチ。ここではレジスタントスターチの特徴やアディポネクチンとの違い、含まれている食品などを紹介しています。

アディポネクチンと同様のレジスタントスターチの働き

レジスタントスターチをはじめとする食物繊維類にはアディポネクチンを増やす働きがあります。肥満防止効果やアンチエイジング、血中コレステロールや中性脂肪の低下はアディポネクチンと類似した効果です。

アディポネクチンにあってレジスタントスターチにない働き

レジスタントスターチには肥満抑制効果がありますが、アディポネクチンのように脂肪を燃焼させる効果はありません。

また、レジスタントスターチとアディポネクチンの糖尿病への作用機構は異なっています。アディポネクチンはインスリンが十分に分泌されているにも関わらず効果を発現できない状態であるインスリン抵抗性に効果を示し、この作用はレジスタントスターチにはありません。

レジスタントスターチにあってアディポネクチンにない働き

レジスタントスターチにはインクレチンの分泌があり、この作用はアディポネクチンにはありません。

レジスタントスターチはインスリンやグルカゴンなどの血糖をコントロールするホルモンの量を調整することで効果を発揮します。

アディポネクチンについて
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そもそもレジスタントスターチとは?

レジスタントには「消化されない」、スターチには「でんぷん」という意味があります。つまり、レジスタントスターチとは消化されないでんぷんのことで、糖質でありながら食物繊維と類似した働きをすることが知られています。

食物繊維には整腸作用や食後の血糖値の上昇を抑える働き、胃や腸の水分を吸収して膨らみ腸の蠕動(ぜんどう)運動を促し、便通を改善するなどの働きがあります。レジスタントスターチにもこのような作用があり、近年注目を集めています。

レジスタントスターチの働きは?

血糖値のコントロール

カプサイシンには、アドレナリン分泌を促す働きがあります。アドレナリンが分泌されると脂肪の分解が進み、脂肪が消費されやすくなります。

血行改善

レジスタントスターチには食事を摂取したときに膵臓から放出されるインクレチンというホルモンの分泌を促進する作用があります。

インクレチンは血糖値を下げるインスリンの分泌を増加させたり、血糖値を上げるグルカゴンの分泌を抑制したりすることで、血糖をコントロールする作用を発揮します。

血糖値上昇抑制

レジスタントスターチの中にはでんぷんを糖に分解してくれるアミラーゼという酵素が作用しづらいものがあります。

糖に分解されていない分子は分子量が大きいため体内への吸収が穏やかになり血糖値の上昇も穏やかにしてくれます。

整腸作用

レジスタントスターチは細胞壁に囲まれています。

人は細胞壁を分解できる消化酵素を持っていないため、レジスタントスターチは完全に消化されることなく腸まで届くことに。これは食物繊維と同じ特徴でレジスタントスターチの作用は食物繊維と類似しています。

腸の働きを活発にし、腸内環境を改善。便秘の解消にも役立ちます。

レジスタントスターチを摂取するタイミングは?

レジスタントスターチを摂取するのに適した明確なタイミングはありません。

しかし、摂りすぎると大腸に負担がかかり、炎症の原因となることも。適度に摂取することが大切です。

レジスタントスターチを多く含む食品

穀物類

レジスタントスターチは白米や大麦、ジャガイモ、インゲン豆、トウモロコシなどの穀物類に多く含まれており、穀物類から作られた食品から摂取することができます。

特に冷えた食材には多く含まれていますが、加熱すると大幅に減少してしまうので注意しましょう。

おにぎりやサンドイッチ、冷麺など、冷たくてもおいしく食べられる炭水化物食品はたくさんあります。

レジスタントスターチの機能性食品

冷たい食品にはレジスタントスターチが多く含まれていますが、継続的にとり続けることは難しいですよね。

最近ではレジスタントスターチを効率的に摂取できる機能性食品も開発されているようなので調べてみるとよいでしょう。

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